2005年、代表の益山貴司、寛司兄弟を中心に結成。「子供鉅人」とは、「子供のようで鉅人、鉅人のようで子供」の略。音楽劇や会話劇など、いくつかの方法論を駆使し、世界に埋没している「物語」を発掘するフリースタイル演劇集団。路地奥のふる長屋を根城にし、演劇のダイナミズムに添いながら夢や恐怖をモチーフに、奔放に広がる幻視的イメージを舞台空間へ自由自在に紡ぎ上げる。また、いわゆる演劇畑に根を生やしている劇団とは異なり、劇場のみならずカフェ、ギャラリー、ライブハウスなどで上演、共演したりとボーダーレスな活動を通して、無節操に演劇の可能性を喰い散らかしている。
2007年夏には、フランス、ベルギー国内を中心に、大阪のバンドとともにツアーを敢行。小劇場、映画館、クラブ、倉庫など様々な場所で十数回の公演を挙行し、現地の演劇人やミュージシャンらと交流しながら作品作りを進めた。現地の観客から「ダダ歌舞伎」と呼ばれ、ある男の悲喜劇を台詞を使わず音楽と動き、ダンスで表現した。
また、同年末には、ジャンルを越えた新しい舞台芸術の可能性を秘めた新進アーティストを発掘する企画、第一回「CONNECT芸創精華」にて優秀劇団に選出(選考委員は、後藤ひろひと<Piper>、谷口純弘<FM802「digmeout」プロデューサー>、服部滋樹<graf代表>、東野祥子<BABY-Q主宰>、ヤノベケンジ<現代美術作家>)され、精華小劇場にて『157』を上演。好評を得る。今年9月、水都大阪2009会場内「つかの間レストラン」にて『157』を再演した。
最近では、子供鉅人の女優・BABがFUJI ROCK FESTIVAL '09に、エレクトロニカ雅楽ユニット・Harp On Mouth Sextetで出演したほか、俳優・益山寛司がダンサーとして渋さ知らズのライブ、BABY-Qのパフォーマンス、田川朋子のファッションショーに参加する等、メンバー個々人も興味の赴くまま多岐にわたり自由な活動を行う。